美腸ケア12 もともと腸にすむ自分の乳酸菌を育てよう!①「プレバイオティクス」とは?

プロフィール写真

藤田紘一郎さん

東京医科歯科大学名誉教授。人間総合科学大学教授。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。脳と腸の謎を解き明かした著書『脳はバカ、腸はかしこい』(三五館)が話題に。近著に『「腸にいいこと」だけをやりなさい!』(毎日新聞出版)

美腸ケア12

発酵食と食物繊維で

my乳酸菌を育てよう!

 

 

腸内の乳酸菌を増やすには、もともと腸にすむ乳酸菌を増やすのが最も効果的。
日本の伝統的発酵食品「味噌」と食物繊維豊富な「野菜」がカギです!

 

ここでは2回に分けて、腸の健康に関する著書が話題の、東京医科歯科大学名誉教授 藤田紘一郎さんに、腸内の乳酸菌を効果的に増やし、腸内環境を整えるために必要なことについて教えていただきます。

 

今回は、腸内の善玉菌を育てると注目の「プレバイオティクス」などについてです。

 

 

 

 

 

腸にすむ善玉菌を育てる
プレバイオティクスに注目

 

 

現在、腸内環境の整備には、大きくふたつのアプローチがあるとされます。

 

ひとつは人体によい影響を与える乳酸菌やビフィズス菌をダイレクトに腸に入れて腸内で活動させる「プロバイオティクス」。これに対して、腸内の善玉菌のエサとなる成分を摂取し、善玉菌を活性化するのが「プレバイオティクス」。

 

また、近年はこのふたつを組み合わせた「シンバイオティクス」という考え方も定着してきました。

 

そんな中、乳酸菌と腸の関係について詳しい藤田紘一郎先生が重視するのは「プレバイオティクス」です。

 

 

Fenceinboston_008_P074-03_Web用

 

 

 

 

乳酸菌の生成物が
腸内の善玉菌を増やす

 

 

乳酸菌やビフィズス菌の働きというと、生きた菌が腸で活動するという、プロバイオティクスの働きをイメージする人が多いかもしれません。しかし、生きている菌を摂取しないと意味がないかというとそうではない、と藤田先生は言います。

 

「乳酸菌やビフィズス菌が腸内環境整えてくれるのは、菌そのものの活動より、菌が発酵の過程で生成した物質の効果のほうが大きいです」

 

乳酸菌の分泌物(乳酸、プロピオン酸など)は、腸内にもともとすむ善玉菌のエサになって、その働きを活性化します。乳酸菌の発酵食品からこうした分泌物をとり、自分の乳酸菌を育てることが有効です。

 

 

Fenceinboston_008_P074-04_Web用

 

 

 

 

死んだ乳酸菌にも
さまざまな効果が!

 

 

また、乳酸菌を摂取するメリットとして、もうひとつ重要な働きがあります。それは菌体そのものの力。

 

「乳酸菌の菌体(=乳酸菌の細胞膜や、細胞質を構成する糖タンパクなど)は、腸の免疫組織を刺激して、腸の免疫力をアップする効果があることがわかっています」。この場合、乳酸菌は生きていても死んでいても効果は同じです。

 

また、死んだ菌も腸内の善玉菌のエサになって善玉菌を活性化します。

 

 

Fenceinboston_008_P074-05_Web用

Fenceinboston_008_P074-06_Web用

 

 

 

 

 

次回は、日本人が昔から食べていた“和食”こそ、腸内環境の整備に最適である、というお話です。

 

 

 

撮影/板野賢治 料理・スタイリング/是友麻希 構成・原文/瀬戸由美子

 

この記事をシェア!

Pinterest LINE

この記事をシェア!

Pinterest LINE
第36回
美腸ケア12 もともと腸にすむ自分の乳酸菌を育てよう!①「プレバイオティクス」とは?


Fenceinbostonをもっと楽しみませんか?

Fenceinbostonはウェブサイトだけでなく、メールマガジンや、Twitterでも「とっておき」情報をお届けしています。
ぜひチェックしてください!

Fenceinboston メルマガ会員

会員だけのお得な情報もお届けします!

登録はこちら(無料)
集英社 Fenceinboston
Fenceinboston / Fenceinboston
  • コメント

    コメントを投稿する

    コメントを投稿する

    To Top
    floating icechest

    bison coolers

    rtic lowball