更年期に急増する「足の悩み」⑤扁平足とは、足のアーチが崩れること。そこから起こるトラブルは?

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桑原 靖

「足のクリニック 表参道」院長。専門 は足病学、足病外科、形成外科。日本には足を専門的に診療する医療機関がほぼないことに疑問を持ち、 2013年、 足の痛みや変形に特化したクリニックをオープン。著書に『外反母趾もラク になる!「足アーチ」のつくり方』(セブン&アイ出版)など

足を形作るアーチが崩れて扁平足になることが、さまざまな足のトラブルにつながっていると桑原先生。

その理由や「アーチの崩れ」とはどういう状態を指すのか、放置するとどうなるのかをくわしく見ていきます。

まず、足には合計「3つ」のアーチがあることを知っておきましょう。

 

「3つのアーチ」とは?

 

ヒトの足は生まれたときは平らな扁平足ですが、9歳頃までに土踏まずが作られます。3つのアーチが組み合わさったドーム状の形になるのが正常。衝撃をやわらげるクッションの役目を果たします。

 

①内側の縦アーチ、②外側の縦アーチ、③前側の横アーチ。これらは「3つのアーチ」と呼ばれ、ドームを形作っています。中心軸が人差し指にある構造上、アーチが崩れると内側に倒れる宿命

 

 

「扁平足」とはアーチが崩れること

 

女性は男性に比べ、足の骨の形や強さからして歪みやすいもの。足にかかる負担が大きいとアーチが崩れ、いわゆる「扁平足」に!

 

 

上の「3つのアーチ」が正常であれば、大人の足には「土踏まず」があり、足にかかる衝撃を吸収します。ところが、アーチが崩れると土踏まずが消え、クッション性のない「扁平足」に。足だけでなく、膝関節、股関節、腰にも影響が出ます。

 

扁平足が進むと…

 

かかとの骨は傾きやすい構造をしています。アーチが崩れると特に内側に倒れやすく(=回内)、異常に傾いた「過回内」へと進行。

過回外/回内に対して、外側に 倒れるのが「回外」。

過回内/かかとの骨が内側に倒れすぎた状態が「過回内」です。

 

 

足首を固定してくれないムートンブーツなどは回内を助長。ブーツ自体が変形しています。

 

 

足の形の個性、実はそれもトラブルかも!?

幅広だと信じていた足が、実はアーチ崩れによる開張足だった、甲高な足は過回外の結果だった、などという場合も!

 

 

次ページに続きます。

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第5回
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