更年期に急増する「足の悩み」⑮進化する下肢静脈瘤の治療法

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阿保義久

「北青山Dクリニック」院長。下肢静脈瘤の日帰り根治手術を日本で初めて確立したパイオニア的存在。2000年のクリニック開設以来27,000脚以上を執刀。最先端の治療法である血管内レーザー治療の実績は年間約1,000脚。近著に『下肢静脈瘤が消えていく食事』(マキノ出版)

40代、50代女性のほとんどが初期症状を発症しているという下肢静脈瘤。下肢静脈瘤が起こるメカニズム、最新の治療法、予防のポイントなどを引き続き阿保先生にうかがっていきます。

 

保険適用のレーザー治療も受けられる

現在、国内で行われている手術は何種類かありますが、北青山Dクリニックはいち早く、2005年からレーザー治療を採用しました。

「保険適用のレーザーを採用した2014年以来、重症になる前に来院する方が増えてきました。自費手術でなく
ても、保険内で完全にコントロールできる時代になってきました。静脈瘤は命にかかわる疾病でもなく、緊急治療しなければ手遅れになるものでもありません。静脈瘤とわかっても慌てないで。ただ、残念ながら徐々に進んでいく進行性の病気であるということは、きちんと知っておきましょう」

 

【下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)とは?】

下肢(脚)の筋肉ポンプが働かないと血液が心臓に戻れず、弁に負担がかかって壊れます。血液が逆流したり停滞した静脈は、伸びてふくれてこぶを形成します

 

動脈と静脈の違い

その役割の違いから、動脈は弾力性と強さがあり、静脈は薄くて伸びやすいのが
特徴。静脈内には血液の逆流を防ぐ弁がついているのも大きな違いです

 

静脈は全身に送られた血液を心臓に回収する血管。柔らかくて伸びやすく、どんどんふくらむ薄いゴムまりのような感じ。一方、動脈は心臓から送り出される血液を全身に運ぶ血管。非常に弾力性があり、強く丈夫な、厚いゴムでできた軟式野球のボールのよう。

 

ふくらはぎはポンプの役目!

重力に逆らって血液を心臓のほうへ押し上げるのは、筋肉群の役割です!

第2の心臓と言われるように、ふくらはぎには「筋ポンプ作用」があります。

 

筋肉が縮むと静脈が圧迫されて血液が心臓へ。そして筋肉が緩むと弁が閉じ、逆流をせき止めます。

 

 

次ページに続きます。

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第15回
更年期に急増する「足の悩み」⑮進化する下肢静脈瘤の治療法

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