「足がつる」原因は?:東洋医学からのアプローチ

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樫出恒代さん

新潟薬科大学薬学部卒業。漢方薬剤師・漢方ライフクリエーター。漢方カウンセリングルームKaon代表。 Kaon漢方アカデミー代表。一人一人の心と体に丁寧に向き合う漢方カウンセリングを提唱。Fenceinbostonにて連載コラム「女性のための漢方救急箱」が人気

【東洋医学からアプローチ】足がつりやすいのはこんな人

巡りのよい体づくりを目指しましょう

 

「東洋医学では不調の原因を全身の問題としてとらえます」と漢方カウンセラーの樫出恒代さん。ふくらはぎがつると、その部分だけにとらわれてしまいがち。でも、実際には「気、血、水」のバランスが乱れて、巡らない体になっていることが根本的な原因です。「自分は暑がり、と思っていても、内臓や太ももが冷えているケースが少なくありません。でも、気づいていないんですよ」

 

足のつりは筋肉が硬直して起こるので、筋肉を緩めることがポイント。足だけでなく、太ももや腰、お腹を温めると血流がよくなります。

 

「私たちのおへその下には〝丹田〞という気を貯蔵する場所があります。丹田を意識した呼吸で、巡りのよい体づくりをしましょう」

 

【巡りが悪い"血虚"の人はつりやすい 】

□ 肌がカサカサしている

□ 肌にツヤがない

□ 顔色が悪いと言われることがある

□ 目が疲れやすい

□ 髪にツヤがなく、枝毛になりやすい

□ 体が冷えやすい

東洋医学では「気」(=エネルギー)、「血」(=血液)、「水」(=体液)の3つが作用し合って体内を循環し、健康を保つと考えられています。足がつりやすい人はそのバランスが乱れて、血の巡りが悪い〝血虚〞に傾いている可能性が。上のチェックに多く当てはまる人は要注意です。

 

気を張っているときは、筋肉の冷えや緊張を招きやすい

仕事で気を張っている人は、気づかないうちに筋肉が張ってしまいがち。筋肉が硬くなると冷えや緊張を招き、足がつりやすくなります。「足のつりは、ふくらはぎだけの問題ではありません。心と体はつながっています。足湯やマッサージで筋肉を緩めてあげると、心の緊張がほぐれ、血の巡りがよくなりますよ」(樫出さん)

 

上半身が暑がりでも、下半身は冷えている!?

更年期の代表的な症状〝ホットフラッシュ〞は、体がほてるのが特徴です。「でも、実は暑いと感じているのは上半身だけで、内臓や下半身は冷えているケースが多いんです」と樫出さん。〝ほてり〞と〝冷え〞が同時に引き起こされてしまうのは、巡りの悪い体になっているため。「自分は暑がり」と思っている人も、下半身を冷やさないように心がけることが、足のつりの改善につながります。

 

体の中の酸素が不足していると、血行が悪くなる

眠りの質が悪く、足が冷えてつりやすい人は、気の巡りも、血の巡りも悪くなっている状態。「私たちの体内を流れる血液は、体の隅々まで酸素を運んでくれていますが、血流が悪いときは体内の酸素が不足していると考えられます」(樫出さん)。全身に酸素が巡る体をつくるためにも、就寝前には呼吸法でリラックスを。

 

 

イラスト/かくたりかこ 取材・原文/大石久恵

 

 

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