ムーンプリンセス妃弥子
西洋占星術・運勢学研究家 フォーチュン・アドバイザー
雑誌やwebでの占い他、朝のテレビ情報番組内での占いコーナーを担当。
幼少の頃より、天文学やギリシャ神話の世界に深い関心を抱き、実践神秘学、西洋占星術、タロットカードなどの運命学をルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ氏に師事。
その後、独自の研究から「運はトレーニングすることでさらにより良いものに磨かれる」ことを確信。20年以上に渡るカウンセリング・セッションでも取り入れ、好評を得ている。
「シティリビング」「トチぺ」「PHPくらしラク~る増刊号」他、多数執筆。「あさイチ」などテレビ出演も。
「毎日の暮らしの中で、少し意識して行動するだけで、
自分の「運」は磨くことができるのです。少しずつ運磨きをしていきましょう」と、
西洋占星術・運勢学研究家、フォーチュン・アドバイザーの
ムーンプリンセス妃弥子さん。10月は「心の整頓」がテーマです。
心の引き出しも、時どきは整頓が必要です。
たとえば、ムッとさせられた些細なひと言が、いつまでも心にモヤモヤ残ってしまうこと、ありませんか?
あれって、不思議ですね。楽しいことは案外すぐ忘れてしまうのに、どうして嫌なことだけいつまでも心に残ってしまうのでしょう‥・。
もう数年前の話ですが、熟年離婚を決断された女性が、こんなふうに語っていました。
「もちろん彼と出会って楽しいこと、たくさんありましたよ。でもムッとさせられることも、同じくらいいっぱいあったの。それは、私が望んでいた幸せとは違ったのよ‥・」
た、たしかに‥・。恋愛も結婚も、本当は最高に幸せなことのはずなのに、まるで修行のように、試練も次から次へとつきまとってきますよね‥・。
運勢学では、人の一生には喜びも悲しみもほぼ同じ割合で訪れる、と考えられています。
それならば、どんな環境の中で生きているかより「その状況をどう受け止めて、どう対処していくか」のほうが大切な気がします。
「喜び」をたくさん覚えている人は「自分は幸せ者」とリアルに考えられるし、「不幸感」ばかりが心に残ってしまっている人は、どうも薄幸な雰囲気が漂ってしまいがちです。
私の運勢学の師匠がいつもこんなことを言っていました
「どんなに良い運のもとに生まれた人でも、マイナスな感情ばかり記憶に残す癖がついてしまうと、運は落ちてしまう」と。
心のモヤモヤをいつまでも心の引き出しの一番上に置いておくのは危険です。
全てを忘れ去るのは不可能ですが、できる限り心の隅っこに片付けて、もうそのことはまるべく鮮明には思い出さないようにできれば、きっと、もっと気持ちが楽になるのではないでしょうか。
私達は、心の引き出しにいつもたくさんの思いを詰め込んで日々、過ごしています。
それは「未来」を築くエッセンスのようなもの。たとえるなら「今」という引き出しに、常に新しい色や形を足して「未来」を築いているわけですが、果たしてそれはどんな色、どんな形でしょうか。
笑顔に満ちた素敵な未来を夢見ているはずなのに、もしも、心の引き出しを暗く哀しみの色でいっぱいにしてしまっているなら?
「未来」は生き生きと躍動できず、きっと重く足踏みしたままの状態になるでしょう。
運には、変えられる運と変えられない運があります。
時には、自分の力ではどうしようもない状況も訪れるでしょう。でも、それをどう受け止め、どう立ち向かっていくかは、私達自身にゆだねられていることなのです。
人生、まだまだこれからです。ステキな未来を築いていくためにも、部屋を片付けるのと同じように、ぜひ、心の引き出しをぜひ整頓してみましょう。
1 「ムッときた」思いをひとつだけ書き出しましょう。
2 それについてどう受けとめれば良かったかを、冷静に考える。たとえば相手も自分も嫌な思いを引きずらずに済んだ方法が必ずひとつは存在するはず。それを探り出してみましょう。
3 そして、モヤモヤをいつまでも引きずらないよう、なるべく気持の奥にしまってしまうイメージをしましょう。
年齢を重ねると悲しみや辛さといった心のシミやシワも増えていきます。
だからこそ、そうした沈む思いをできる限り優しく小さく折りたたんで、そっと胸の奥の、隅の方にしまっておくことが大切です。
そしてできる限り、心の引き出しに楽しい色、笑顔の形をいっぱい入れ続けていれば・・・
きっと人生はあなたにとってもっと温かく、豊かなものへと変わっていくに違いありません。
・・・・運トレ、次回もお楽しみに・・・
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