発見!滋賀・大津の知られざる魅力/②商店街HOTELの立地をフル活用、老舗商店街探訪!

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寺と神社の旅研究家。

女性誌の編集者を経て、寺社専門の文筆業を始める。各種講座の講師、寺社旅の案内人なども務めている。著書に「京都仏像を巡る旅」、「お江戸寺町散歩」(いずれも集英社be文庫)、「奈良、寺あそび 仏像ばなし」(岳陽舎)、「近江若狭の仏像」(JTBパブリッシング)など。

こんにちは、寺社部長の吉田さらさです。

今回は、前回に引き続き、「商店街HOTEL 講 大津百町」に滞在して周辺を巡る旅のお話です。旅2日目は、ホテルで用意してくれた朝食を食べ、商店街の探索をして過ごしました。この商店街、一見、何でもなさそうなところに思えますが、じっくり歩くと驚くべき発見が次々とあって侮れません。古い街並み歩きがお好きな方は、ぜひこちらでお宝探しをしてみてください。

 

朝食はフロントのある「近江屋」に併設されたレストランでいただくので、宿泊している一棟貸しの「丸屋」から、軽く朝のお散歩です。

立派な厨房と一枚板のカウンター。現在は、まだ朝食だけの提供ですが2019年4月からは夕食も供される予定です。朝食はオプションで宿泊料とは別に2500円(税別・サ込/事前予約制)となります。

朝からこんなに充実。四角い容器に入っているのは、右側、右上より時計回りに、エビ豆、金時豆のトマト煮、レンコンとごぼうの煮もの、レンコンときゅうりのゴマみそあえ。左側、右上より、牛肉しぐれ煮、きりぼし大根、赤こんにゃく、ポテトサラダ。フレッシュジュース2種に、地元商店街の老舗漬物店、「八百与」の漬物も。これに茶碗蒸しもつきます。(メニューは時期により変動します)

ごはんは、地元の商店街の店、「タニムメ水産」特製のうなぎ茶漬けで。シソ、キュウリなどを乗せて、大津の老舗茶屋、「中川誠成堂」のほうじ茶をかけていただきます。

 

商店街HOTEL 講 大津百町

077-516-7475

 

 

腹ごなしにまたお散歩。と言っても、われわれが泊まっている「丸屋」」商店街の真ん中にあるため、ほんのちょっと歩いただけで、すぐに立ち寄るべき場所があります。まずは、「まちづくり 大津百町館」へ。こちらは築およそ100年の町家で、「一般財団法人 大津歴史的建造物保存会」が保有し、「大津の町家を考える会」のみなさんがボランティアで案内をしてくれます。

 

「講 大津百町」も、築100年以上の町家をリノベーションしたホテルですが、インテリアが現代的なので、以前の様子がなかなか想像できません。しかし、こちらに来れば、大津百町の町家がもともとどんなものであったかがよくわかります。

上の写真の瓦は約200年前のもので、こちらの町屋が明治32年に建て替えられた時まで使われていたものです。

 

大津は天領であり、また琵琶湖岸にお米が着く港町、三井寺の門前町、東海道最後の宿場として、大いに賑わっていたそうです。お金持ちが多かったため大きな町家が多いのですが、災害も天災にも免れたおかげで、現在も町のあちこちにたくさん残っています。

土間部分の台所には竈があります。火の用心などのお札がたくさん貼られていますね。

まだ水が汲める井戸もあります。今では珍しい、つるべで実際に汲む体験ができ、人気だそう。

現在のかたちに建てかえられたのは明治32年ですが、実際に使われていた当時の道具や調度品が残されており、なかなか興味深いです。

大広間はひとまで12畳、大津の町家の特徴のひとつです。他の都市の町家にはないそうで、大津の町が繁栄していた証とのこと。大津百町いわれ賑わっていたころは、この大広間で自分たちの教養を高めるための宴会がよく催されていたそうです。

 

まちづくり 大津百町館

077-527-3636

 

 

お向かいにある「大津祭曳山展示館」も見逃せません。

大津祭は毎年10月の体育の日の前日に行われる国指定重要無形民俗文化財の行事で、13基の曳山と3つの宵宮飾りが街を巡行します。

こちらには、曳山の原寸大模型が展示されています。曳山にはからくり人形が乗っており、細かな彫刻もほどこされた見事な工芸作品です。

 

実際の祭の映像やお囃子を体感できるコーナーもあります。

 

大津祭曳山展示館

077-525-0505

 

 

次ページに続きます。

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第83回
発見!滋賀・大津の知られざる魅力/②商店街HOTELの立地をフル活用、老舗商店街探訪!

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