自由な発想で使う懐紙の楽しさを「懐紙専門店 辻徳」

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小原誉子「懐紙専門店 辻徳」

懐紙と言えば、お茶事の時、お菓子を頂く紙。そう思うのが一般的。「程よい厚さと大きさの懐紙は、実は、その名が示すように、ふところに携帯する紙なんですよ。ですから、昔は、それに文字を書いてメモとして使ったり、口元などを拭くティッシュペーパーにしたり、使い方はもっと自由だったんです」とおっしゃるのは、四条堀川の交差点そばにある洋館に店を構える「懐紙専門店 辻徳」の辻亜月子さん。

小原誉子「懐紙専門店 辻徳」

辻さんが、懐紙専門店を始めたのは、今から10年ほどまえのこと。昭和初期から金糸の和紙を専門に商う「辻商店」の1階部分を店舗に改装しました。店内には、昔から店で使われた家具などを上手に懐紙の陳列棚にしたり、辻さんの工夫とセンスのよさが伺えます。

小原誉子「懐紙専門店 辻徳」

ご自身も茶道を嗜まれ、懐紙はよく使われていたそう。「でも、もっと自由に使ったら、生活が楽しくなるんじゃないかと思って、いろいろな懐紙を作りました」と。懐紙の使い勝手の良さをよくご存じだったから、その思いは強いものに。

 

 

店に並ぶ懐紙は、茶道に使う真っ白なシンプルなものだけでなく、懐紙の一角に四季の草花や京都の風物などを、さりげなく描かれたもの。また、淡い色を纏ったもの。透かし模様を施したものなど、200種類以上揃っています。どれもとても洗練されたデザイン。お茶をお稽古したことがない人でも、欲しくなる品々です。

小原誉子「懐紙専門店 辻徳」

昔のようにメモにしたり、またお礼の言葉やメッセージを書き添えるカードとしても重宝しそう。ケーキや和菓子をのせる銘々皿に敷くペーパーナフキンすれば、素敵なおもてなしに。「そう、本当に使い方は、いろいろあると思います」と辻さん。

小原誉子「懐紙専門店 辻徳」

懐紙は、筆、万年筆、ボールペンでも、にじまず文字が書ける紙もあり、一筆箋以上に、自由に言葉が伝えられそう。また油の吸収性にも優れるため。揚げ物などの下に敷く紙にも活用できます。本当に使い方は工夫次第で…。

 

外出時のちょっとした場面に懐紙を取り出し、さりげなく使ったら、きっと豊かな気持ちになれそうです。

 

自分好みの懐紙を見つけたり、また京都のおみやげに…思わず時間を忘れ、ひとつひとつの品々を選ぶひととき。趣ある洋館の中には、昔から日本人が親しんだ懐紙が、今の時代に新たな表情で蘇っているように感じます。京都でぜひ訪れたいところです。

小原誉子「懐紙専門店 辻徳」

 

 

懐紙専門店 辻徳

京都市下京区堀川通四条下ル四条堀川町271

☎ 075‐841‐0765
11:00~18:00 定休日:日曜


小原誉子
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第60回
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